忍者ブログ
香川県高松市の HARI salon & studio MOISA の院長のブログです。タイトル通り、毒を吐くことも結構あるかも…?
Admin | Write
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

今日は第二弾を書いてみましたが、イラストまでは書けなかったのでここで文章のみのせまーす。
毎度長すぎてすみません…



---
【2】東洋医学の基本的な考え方2…東洋医学で治療する
 
 
 
 
前回、人間の体には経絡と言うものがあり、そこを『気』がうまくめぐっていれば五臓がうまく働いて健康、何かが多かったり少なかったりして(虚実)流れが滞ることで体に不調が現れる、ということを書きました。なんとなく、わかっていただけたでしょうか?
 
よりわかりやすくするために、一般的な西洋医学的な考え方と比べて、もう少し掘り下げてみますね。
 
 
西洋医学ではたとえば、「腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上だとメタボです」とか、「上の血圧が140以上だと高血圧」というふうに、全体をおしなべて「基準値」や「正常値」「異常値」を決め、その人の健康状態をチェックすることが多いですよね。
 
確かに、体内で起こっている重篤な症状を目に見える形でチェックするにはとても大切な方法なのですが、そもそも、人の体質や体型というものは千差万別。つまり、その人の体にとって「心地よい」=「正常」と感じる状態(値)にも違いがあります。もともと違いのあるものを一つのものさしで測ることには限界があります。
 
 
 
以下のような経験、みなさんもありませんか?
 
・毎日お腹が痛くて下痢をしているのに病院に行ったら「異常はない。ストレスでしょう」と言われ、薬を出されたが、改善することはなかった。(私が教師をしていた最後の1年間の状態です。)
 
・いきなり体の一部が燃えるように熱くなった。どこか内臓でも悪いのかと思って病院に行ったが…(結果は同上なので略しますね。もいさに来られた営業の方のお話です。勝手に拝借してすみません。)
 
・不妊治療で病院に通っているが、「今月もこの数値では無理ですね」と言われ続け、気がめいってしまった。(不妊治療の経験のある方からよく聞く話です。)
 
 
 
一部の臓器や数値を見て、「一般的な基準」に沿って「正常か異常か」だけを診た場合、確かに「病気(=疾患がある)かそうでないか」というレベルの診断はできますが、「健康かそうでないか」、つまり、その人が「今の体で心地よく生きられているかどうか」、という話はまた別になってしまいます。
 
 
たとえば病院に通わなければならない疾患があっても、それとうまく付き合いながら今のベストな状態で心地よく生きられている人と、病名のつくような疾患はなくても、毎日肩こりや腰痛や、うまく言えないけどずっといらいらしたりすっきりしない気分だったり…という状態で生活している人、どちらがより「健康」だと思いますか?
 
 
「あー、自分はまさに後者だわ」と感じたあなた。今は「病気」ではないけど、このままいくと…っていう不安を感じることはありませんか?
 
 
 
って、すみません、脅すつもりではありません。要するに、東洋医学というのは、ここにアプローチする療養法なんです。疾患があるなしに関わらず、どの人もその人にとってより心地よい状態=健康に生きるためのお手伝いをする、これが東洋医学の視点なんです。
 
 
 
そのためのより具体的な診方、治療方針は、というとですね。これは、私が普段お客様に施術させていただく際にも大事にしてることなんですけど、

 
 
①その人のもともとの体質+生活による今の状態の両方を診る。
 
②その方の体(体質・症状)、生活(健康だけじゃなく仕事・家族・趣味など…)、人生(今の状態だけでなく、過去~未来=未病治まで)などをなるべく全体で診た上で、バランスやその人の優先順位を大事にする。
 
③治すのはあくまでもその人の力=自然治癒力。施術者はそれを高めるお手伝いをするだけ。
 
④一番大事なのはその人がHAPPYであること。笑顔になれること。
 
 
 
①→東洋医学にもいろんな体質の分け方がありますが、私は今のところ「経絡治療」という考え方に基づいて考えさせていただいています。たとえば私だったら持って生まれた体質は肝虚証タイプと言って、テキパキ動いて仕事も遊びもばりばりやるんですけど、ついやりすぎてしまうので、たとえばちょっと仕事しすぎて疲れがたまると腎虚証に傾く…というような感じです。自分の体がどういうタイプで、今どういう状態なのかを客観的に知ることで、自分の体との付き合い方が上手になっていきます。これについてはまた詳しく説明していきます♪おもしろいですよ。
 
 
②→そもそも東洋医学というのは前回書いた「陰陽」とか「五臓」とかのバランスを調える(ととのえる)ことで体をうまく働かせる「バランス医学」なのです。なので、体を診る際にも症状が出ている部分だけを診たり治療したりするのではなく(ここが大事です!もしあなたが過去にされたはりが「腰が痛い」→腰だけにはりをした、という感じのものだとしたら、それははりではありますが、東洋医学ではありません。腰と足だけ、でも多分東洋医学ではなく、それは体を筋肉や腱といった西洋医学的に診た上でのはりで、私が力説する「はり」とは別物と考えてください!そして「東洋医学のはり」をぜひ一度ご体感ください!!)、全身を診てその人の体のどこに何が多すぎて、どこの何が足りないのか、もしくはどこがつまっていることでその症状がでてきているのか、などを総合的に診て、バランスを調えることを目的に施術します。
 
また、病院とか治療院とかで陥りがちなのが、その人の「病気」や「症状」だけに視点をあててしまって、つい、それを改善するためには「これはだめ、あれはだめ」「こうしなさい」「あれを食べなさい、これを飲みなさい」という一方的で固定的なアドバイスになってしまうということです。
 
でもどうですか、みなさん。
たとえば私は握り寿司が大好きなんです。毎日食べてもいいくらいです。寿司屋に嫁ぎたい(毎べさせてもらえるなら)くらいなんです。
でも、生魚はお腹を冷やすし、あまり消化のよい食べ物ではありません。私はあまりお腹が強くないので、本当は多少控えた方がいいんだと思います。
でもね!!辞められますか?!大好物を。
まあそれも、自分の症状の重さやその時の気分にもよるのでしょうが、できれば好きなものは我慢したくないですよね、それも「~はだめ」というマイナスの方向性で。それはストレスになりますから。
さらに私みたいに深夜に働いている人間に「肌がきれいになりたかったら夜10時から2時までのシンデレラタイムに睡眠をとること」なんて言われても、100%無理です。
 
もちろんもいさでも「体がよりよい状態になるためには生活上でこういうことに気を付けた方がいいですよ」というアドバイスはしますが、なるべくなるべく、その方が生活の中で大事にしていることを優先したり、その方がストレスなくできるような方法を一緒に考えたりするよう、心がけています。
結局そうやってその人の生活全体で見なければ、アドバイスなんてしたって変わりませんからね。これも東洋医学的な見方=全体でみる、という特徴の一つなんです。まあ、当たり前のことですけど。

 
あとは、私たちは今表面に現れている症状から、その方の過去の状態や未来の状態を予測します。東洋医学では体の内部のバランスの乱れが症状となって体表に現れていると考えるので、その状態がさらに進むとどういう症状につながるか、ということをその人の体質と兼ね合わせて考えることが可能なんです。
その方も気づいていない、「この生活をこのまま続けるとどうなるか」ということをお知らせすることで、その方が自分の生活や体に向き合うきっかけにしていただく、これが「未病治」という、これまた東洋医学の大きな特徴です。
 
 
 
③→「病は気から」と言います。この『気』は一般的に「気持ち」という意味で使われていますが、東洋医学では気持ち、っていうよりはその人がもつ「生命力」「エネルギー」って感じのニュアンス的な『気』をうまく流すことで、その方が自分で病を治す力をアップさせることを大切にします。もちろん、「気持ち」も大事なので、もいさでは心にも体にもきもちよーい施術を心がけていますよー。
 
 
④→これはもう。東洋医学というより、私が働くということにおける永遠のテーマと言うか。きっとそれはこのお仕事に限らず、みなさんもそうなのではないでしょうか。
ただ、人間ってつい目先のことや自分の利益にとらわれがちで、一番大切な大きな目標を忘れてしまうことも多いので、常にそれを忘れないよう、がんばろうと思ってます。



---
うーん、長いけど削れるのか、イラストを入れることでわかりやすくなって
長さを感じさせないようにできるのか…

また明日以降チャレンジしてみまーす!


 

拍手[0回]

PR
Comment form
Name
Title
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
  管理人のみ閲覧可能にする
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
フリーエリア
最新コメント
[12/24 金森]
[04/02 moisa]
[04/02 中嶋 慶太]
[11/07 花蓮]
[07/15 moisa]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
HARI salon & studio MOISA
性別:
女性
職業:
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
趣味:
食べる、波乗り、猫、クラブ、ヨガ、バレエ、ダンス、スポーツ観戦(プロレス、フィギュア、柔道)
自己紹介:
HARI salon & studio MOISA
香川県高松市桜町1-16-19
 080-1993-2113
 11:00~25:00
 (完全予約制、~17:00は要前日予約、電話受付は~23:00)
 第1・3土曜、日曜、祝日定休
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
アクセス解析
忍者ブログ [PR]

Designed by