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香川県高松市の HARI salon & studio MOISA の院長のブログです。タイトル通り、毒を吐くことも結構あるかも…?
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8月5日から7日まで、年に一度の全国大会、経絡治療学会夏期大学に参加してきました。
去年初めて参加して、今回が二回目です。
去年は基礎科だったのですが、今年は高等科に進みました。
 
 
どんなことをするかというと…
何百人というすごい大人数でするので、
東京有明医療大学という大学を一つ借りきって
朝は9時から、夕方・夜まで、講義、実習、先生たちの治療見学などをたっぷりやって
夜は夜でほかの参加者たちと交流会的なご飯、
ホテルに帰ったらバタンキュー(ではなくて、私はオリンピック見てましたが)、
って感じで。
たっぷり内容がつまってるのです。
 
 
学会の意図として
 
「ここで得たものを明日から臨床に活かせるように」
 
というしっかりとしたものがあるので、
講師の先生たちも出し惜しみせず、丁寧に細かく教えてくださいます。
もちろん参加費も結構かかるし、東京に行って3日間過ごすだけでも
さらなる費用はかかりますが、
お金を出すだけのものはあるなぁと納得できる内容です。
 
 
 
で。
今回私が得たものは。というと。
 
 
 
「やっぱり東洋医学は楽しい!」
 
「もっともっと東洋医学やはりのよさを伝えていきたい!」
 
「でも決してはりや東洋医学がすべてではない。
一番大事な『健康』に向かって今の自分にできることを
しっかりやりたいし、
自分にしかできない形をもっともっと極めていきたい!」
 
 
 
こういうことですね。
 
 
 
 
 
はりや東洋医学の世界はほんとに奥深くて、
深いところへのアプローチが「難しい」ものになってしまうと、
 
「うわ、無理。
私にはできない。
わからない。」
 
ってなってしまって、勉強する意欲が失われてしまう危険性があります。
 
今までに何度もそういう場面があって、
そのたびにくじけそうになりました。
 
 
 
 
正直、はりだけで言えば、ここまで東洋医学を勉強しなくても
免許さえあれば誰でも打てるわけで。
例えば私の専門学校時代の同級生でも
東洋医学をきちんと勉強し続けて、それにのっとったはりをしている子は
約30人中数人もいない。
 
 
 
だけど、残念ながら、私がはりの素人で、
学校を出たまんまの人にはりを打たれたとしたら、
多分
 
 
「はりなんてこわい!痛い!したくない!」
 
 
で終わってました。
 
 
 
 
だけど、この「東洋医学にのっとった」「からだとこころにやさしいはり」に出会って、
私は自称「はり大使」になったんです。
 
 
こんなにいいものを、自分たちやもともとはりに抵抗のない人たちだけで独占するなんて
もったいない!
 
世の中には過去の私と同じように「病名のつかない不調」で悩んでいる人がいっぱいいる。
はりはその人たちの悩みをとりのぞく可能性を無限大に秘めている。
もっともっと広げて、知ったことでhappyになる人を増やしたい。
 
 
 
そのためには、東洋医学は「難しいもの」であってはならないんです。
「身近なもの」で「役に立つもの」で「気持ちのいいもの」で
「楽しいもの」で…
 
奥が深いので勉強するにはやはり難しいところはいっぱいありますけど、
実は東洋医学で言ってることの方が私たちの生活にすごく身近でシンプルで、
私たちの今の生活が、複雑になってしまったことで
いろんな弊害を生んで、いろんな悩みを作りだしてしまっていたりするんですよね。
 
 
だからそういうのをわかりやすく伝えていける「はり大使」でありたいんです。
 
 
 
今回出会った先生たちの中で、いろんな先生がいたんですが、
たとえばA先生は
 
「自分の頭の中では東洋医学で考えて、
患者さんに説明する時は西洋医学の言葉で説明しないと
わかってくれない。」
 
とおっしゃいました。
 
 
B先生は私やほかの参加者たちが質問したどんなことにも
わかりやすく丁寧に東洋医学的な答えを返してくださいました。
 
 
私は。
 
 
B先生のお話を聞いて、ますます東洋医学が好きになったし、
もっともっと先生のお話を聴きたくなったし、
そこで得たことをたくさんの人に伝えたくなりました。
 
 
 
A先生のおっしゃることもわかりますし、
説明の仕方には気をつけることはたくさんあると思います。
私も学校に入った頃は東洋医学的な話なんて「?」って感じでしたから。
 
でも、やっぱり、こんなにいいものを隠して
自分だけで持っておくなんてもったいない。
 
それに、私が一番大事に思っているのは
 
 
 
「カラダはあくまでもその人のもの。
その人が自分でコントロールするのがベストだし、
自分のカラダをどうしたいかで選択すべき。
私たちができるのは情報を与え、サポートをすることだけ。」
 
 
 
つまり、
 
 
 
「治すも治さないも本人の意思と力。」
 
 
 
だから、私たちはプロとして、その人のお体を触らせてもらってわかったことを
その人がわかるように説明する責任があると思っています。
 
 
 
はりは鍼灸師しか打てませんが、
たとえばお灸なら自分でもできます。
そして何より、カラダにとって一番大切なのは
その人の生活や価値観そのもの。
 
そこにアプローチしない限り、
いくら鍼灸を続けても治らないものがほとんどだと私は思っています。
 
逆にその方が気づいて生活を変えれば、
カラダは確実に変わる。
そのうえで鍼灸をすればアンチエイジングとかより健康になることを
目的にできて、
つまり人生がよりhappyになるってこと。
 
 
私たちはそういう人生のきっかけの一つになれればベストです。
 
 
 
 
だから正直言うと(久々にちょっと毒吐きますけど)
私は、「変わる気・気づく気のない人」をお客様にしてまで
自分がもうけようとは思いません。
 
仕事とはいえ、そんな人とお付き合いしても
私は何も楽しくないどころか、逆にストレスがたまってしまうから。
 
 
私自身、教師という安定した?仕事を辞めてこの仕事に就き、
人の下で修業することもせず、もいさを始めたのは、
自分自身が健康で生きるために、
自分のカラダを大切にし、より健康によりhappyに生きたいと願っている方々と
楽しいお付き合いをしていきたいと思ったからです。
人間そんなに強くも完璧でもないので、
アドバイスをすべてやれ、なんて話ではありません。
ただ、「そうなんだ」とまず興味を持てる方。
そして、「できることからやってみようかな」と(実際できなくても)思える方。
 
それが感じられない方とのお付き合いは
正直、私にとっては「人生の無駄遣い」なんです。
たとえお金がもうかっても。
 
 
上から目線でしょうか?すみません、笑。
 
でもこんな時代にあえていきなり自営業なんてしてるんですから、
そのくらいの楽しみがないともったいないです。
それを捨てろと言われるなら、人の下で働く方が百倍マシです。
 
 
 
と、ちょっとずれちゃいましたが。
今回の夏期大学で得たことの一つはこういうことでした。
 
 
 
あともう一つ。
 
 
私が「素敵だな」と思った先生がいらっしゃいました。
 
 
 
20年以上、月に500人もの方を触っていたこともあるくらい
たくさんの経験を積んで
ご自分なりの「健康観」を見つけられ、そこから得た治療法を確立されて、
60歳からスキューバダイビングを始めて7年間、
毎年パラオに行くために普段はがっつり働いて
週3回プールでバタフライに背泳ぎ…
 
お腹も全然出てないし、脚も細くて筋肉質だし、
二の腕の振りそでだって全くありません。
お顔のしわもほとんどなく、赤い口紅は違和感がありません。
 
 
私もいくつか質問を投げかけましたが、
返って来る言葉はすべて明るくて希望に満ちています。
 
 
「ここをこうするとこうなって気持ちいいでしょ。
しかもきれいになれるのよ。
そしたらうれしいでしょ。」
 
 
そうなんです。
そういう単純なことでいいんです。
 
 
そしてそうやって先生自身が自分の健康をしっかりと管理し、
happyな生活を謳歌している。
 
 
 
私はどんなに治療がうまいと言われている先生でも、
その先生自身がお腹がかっこ悪く出ていたり、
不健康そうな顔をしていたりすると
説得力がなくて、魅力を感じなくて、興味がなくなってしまうんです。
 
 
でも少々治療方法が微妙でも、その先生自身が
すごく生き生きされて楽しそうに生きられているオーラを出していると、
それだけで説得力があって、人間的に惹かれます。
 
 
だって人にえらそう言う前に、自分のカラダと生活治したら?って…
思いませんか??
 
 
確かに、医者の不養生で自分のカラダはイマイチでも
人の治療は上手な方はいますけどね。
 
まあ好き嫌いの問題ですね。
 
 
 
そういう意味で今回、こういう素敵な先生に出会えたことが
(あ、ほかにも参加者の方でそういう方たくさんいました!)
二つ目の収穫でした。
 
 
 
 
 
 
帰って来て昨日今日とお仕事していると、
ほんとに東京で学んだことがいきなり役に立っているし、
東洋医学、ほんとに楽しい!ってhappyです。
 
あ、しかも今日は北海道のお友達からもらった超おいしいメロンを食べて
さらにhappyです。
 
 
happyな毎日にほんとに感謝です。
東洋医学ってそういう生活をサポートするものなんですよ。
 
みなさまにもhappyが訪れますように。
 
 
 
長文、読んでいただいて、ありがとうございました♪
 
 
 
 
 
 
 
 

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女性
職業:
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
趣味:
食べる、波乗り、猫、クラブ、ヨガ、バレエ、ダンス、スポーツ観戦(プロレス、フィギュア、柔道)
自己紹介:
HARI salon & studio MOISA
香川県高松市桜町1-16-19
 080-1993-2113
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