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香川県高松市の HARI salon & studio MOISA の院長のブログです。タイトル通り、毒を吐くことも結構あるかも…?
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自営業をしているとサラリーマンの時とは全く違う感じで
仕事というものが見えてきます。
経済のあり方?というか、働き方というか?
そういうものが変わって来てる、そしてこれからもっと変わっていくんじゃないか、と最近かなり感じます。
 
 
今日もある新聞社の方が広告の営業に来られたのですが、
広告業界、紙媒体というのは今、もっとも変化を迫られている業界の一つですよね。
 
広告関係の方とお話をする機会は多いのですが、
今までは
 
「サービスの向上→金額↑」
 
っていう感じで「相手にとってよりよいサービスを追加すればするほど
価格が上がっていく」という関係だったのだと思います。
 
だけど、これではライバル会社が同様のサービスで金額を下げれば
価格競争に負けてしまうことになるし、
不景気でみんないくらサービス内容がよくても
大きな金額を払うことは渋る、
それはつまり広告にお金をかけたところで
売上がアップするという保証が少ないからで。
 
そうやって結局価格競争になってしまうと、
サービスは高いものを提供しつつ、金額を下げるしかなくなり、
今度はその会社で働いている人のところへしわ寄せが行き、
働く意欲を失って結局サービスが低下したり、
仕事を辞める人が出て来てうまく回らなくなったり…という
悪循環に陥ってしまうわけです。
 
 
 
正直、私たち、というか、リラクゼーション業界も今、こういう過渡期に来ていると思います。
そしてその他の業界でも似たようなことがどんどん起こっていくと。
 
 
 
で、最近の営業さんに増えて来ているのが
今までとは違う形のサービス、簡単に言ってしまうと
サービスする側もお金のかからないサービス形態を提示し、
料金体系も全く新しいものにする。
そのかわり、「win&win」で、料金以外の部分も含めて
お互いに得ができるようなものを提案する、というもの。
 
 
いくつか、そういう新しい形の営業さんのお話を聞いて、
勉強になるなあと思いました。
 
 
 
 
リラクゼーション業界でも今までの傾向としては
 
①「おもてなし指向」
つまり、「お客様にとってのサービスの向上」をはかり、
ほかと差別化することで料金を上げる
 
 ↓
 
②似たような店が出てきて価格競争になる
 
 
今、この段階に入って来てる気がします。
このあとどうなるか。
 
 
 ↓
 
③働く人は安い給料で高いサービスを要求されるため
働く意欲が低下し、結果として個人のサービス、
店としてのサービスが低下
 
 ↓
 
④本当に一部の体力を持った店か
新しい価値観でオリジナリティーを追求して顧客を獲得できた店しか残れない
 
 
多分こうなっていくでしょう。
 
どんなに不況になっても一部の金持ちやそこにだけはお金をかける人というのは
必ず存在するので
今のやり方=「おもてなし指向」でやっても
本当に徹底してそこを極め、スタッフもプライドを保てるような職場環境を整えていれば
残れる店はあると思いますが、
残念ながら、中途半端な店や何かが欠けている店が残っていくのは難しいでしょう。
 
で、「新しい価値観でオリジナリティーを追求」する、というのは、
前述の広告業界の「win&win」と同じことだと思うのです。
 
 
「お客様が第一です」という「おもてなし指向」では
働く人の意欲がどんどんそがれていくこれからの世の中において、
働く人がお金の面で多少不満があってもやりがいを持って長く気持ち良く
働ける環境=新しい価値観におけるサービスの提供をお金に換える、
というやり方がすごく重要だと思うのです。
そしてお客さん側も、一方的なおもてなしはたまには受けたいけれども、
普段使いは気楽に付き合える信頼関係のあるところの方が心地よいのではないかと。
なぜならみなさん疲れてますからね。
高度なおもてなしは逆に気を使うことも多いですから。
 
 
回りくどくてすみません。
どうも短い文章でまとめるのが苦手で…
 
 
つまり「お客様」と「スタッフ」の関係が上下の関係、一方通行の関係ではなく、
(もちろんスタッフがプロとしての知識や技術、サービス精神を備えた上で)
対等な人間として信頼関係を築いた横並びの関係であり、
お金とサービスだけを介した関係ではなく、
それ以外の部分でもお互いに喜びや得を共有できる関係であることが
重要なのではないかと。
 
 
 
教師をしていた時も、私はずっとそんな風に感じていました。
「先生」=上、「生徒」=下
っていう上下関係はどうしても肌に合わず。
 
ただ、少し先に生まれた(だから先生、っていうんですよね)存在で、
学校とかクラスっていう場で大勢の人間をまとめる存在で、
専門的なことを少し深く勉強した分「そこに関しては」、より広い世界を
知っている存在で。
 
自分の方が生徒よりすべて上ではないし、
生徒もそれぞれにみな自分の知らない経験をしてきている一人の尊敬すべき人間だし。
でもやはり精神的な未熟さはあったり
大勢で一つの場所に集められているからこその甘えが出やすい状況であったり
そういう意味で自分が彼らの一歩大きなところから
支えなければいけない役割を担っていて。
 
 
だけど、学校っていう場の基本的なやり方はまだまだ
「先生」が上で「生徒」が下。
どちらもがその関係に甘んじて、そのことでめんどくさい人間関係や
「指導」と名のつくめんどくさい作業がいっぱいあって。
しんどかったです、笑。
 
もっとそういうの、とりのぞいていって、
対人間として横並びの関係が築ければ、彼らももっと早く成長できるだろうに、
っていつも思ってました。
 
 
 
おっと、またそれました。
 
 
 
んで、まあ、これはそういう私の視点だからかもしれませんけど、
やっぱりほかの職場で働いてる上でも一緒だと思うんですよね。
今の私たち以下の世代で上下関係のある中で楽しくやりがいを持って仕事できる人って
少ないんじゃないでしょうか。
 
そうすると必然的に「スタッフが働きやすい環境」や
「お客さんが集まる気持ちのいいサービス、場所」っていうのが
今までとは変わって来るのではないかと。
 
 
 
ま、ほんと、あくまでも私の意見ですけどね。
 
 
まぁ、社会全体がそうならなくても、
私は絶対「おもてなし指向」の場所では働けないし、
そういう場所って年に一回?数年に一回?でいいやって人間なので
今までもこれからもこういう自分のやり方を極めていきますよっと♪
 
 
長々と書いたけど、ちゃんと伝わる文章になってるんでしょうか…
困ったもんです。



 

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性別:
女性
職業:
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
趣味:
食べる、波乗り、猫、クラブ、ヨガ、バレエ、ダンス、スポーツ観戦(プロレス、フィギュア、柔道)
自己紹介:
HARI salon & studio MOISA
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